2007年7月26日(木)「しんぶん赤旗」

主張

参院選最終盤

この党への一票が政治変える


 参院選挙の投票が間近に迫りました。国民の暮らしの問題でも、憲法や平和の問題でも、安倍自公政権の暴走が国民を苦しめ不安をあおっているなかで、今度の選挙で政治を変えたいという国民の願いはますます切実になっています。

政治変えるは国民の願い

 選挙終盤のマスメディアの世論調査でも、たとえばNHKの調査で投票に「必ず行く(行った)」という人が前回より5ポイントも高いなど、参院選への関心は高く、「朝日」の調査では「政治が大きく変わってほしい」という答えが72%を占めるなど、政治変革への期待が高まっています。

 まだ投票先を決めていないという方も多数います。重要なのは、日本共産党が前進することこそが政治を変えたいという国民の期待にこたえられることを、一人でも多くの方に知ってもらうことです。

 まず何より、日本共産党こそが国民を苦しめる安倍政権の暴走をくいとめる力をもっていることです。

 参院選の論戦では、年金、庶民増税など貧困と格差拡大、「政治とカネ」、憲法など多くの問題が取り上げられてきました。どの問題でも、自公政治に真っ向から立ち向かい追い詰めてきたのは日本共産党です。

 たとえば年金問題で、国民の不安を一日も早く解消するために、すべての年金受給者・加入者に記録を送る「一億人レター作戦」を提唱し、政府の方針に取り入れられるなど現実政治を動かしてきました。年金不安の解決のため、低年金・無年金者をなくす道を提案してきたのも日本共産党です。

 増税問題でも、住民税増税など庶民増税の中止と「戻し税」による返還を求めるとともに、消費税について増税が選択肢にあるなら国民の信を問えと迫り、選挙戦の熱い争点に押し上げました。

 憲法問題でも「靖国」派が中心となった安倍政権の改憲策動にたいし、日本共産党は国民とともに「憲法九条守れ」と主張し続けています。

 自公政治と対決する、たしかな立場、勇気、信念を持つ政党が前進してこそ、政治を変えることができます。消費税増税でも改憲でも、自公政治と対決するたしかな旗が掲げられない民主党などの党では、安倍政権の暴走が止められません。

 日本共産党が自公政治と正面から対決できるのは、財界・大企業と一切腐れ縁を持たず、相手が財界であれアメリカであれ、堂々とものをいってきた政党だからです。

 財界と腐れ縁を持つ党では、大企業減税などが拒否できません。それでは自公と同じく、“大企業には減税、庶民には増税”の政治を続けることになります。腐敗の温床・企業献金に頼っていては、腐敗政治の根を絶つこともできません。

 財界やアメリカのいいなりにならない党だからこそ、日本共産党は、自公政権の暴走に痛打を与えるだけでなく、自民党政治を根本的に転換する方向を示すこともできます。

ためされずみの党の力

 日本共産党は創立から八十五年間、国民の利益を守り反戦平和をつらぬいてきました。歴史でためされずみの党だから、国民の期待を裏切らず政治を変えることができます。

 日本共産党は、野党であっても、少人数学級や子ども医療費の実現、サービス残業や偽装請負の是正など、現実政治を動かしてきました。

 日本共産党がさらに伸びればかならず政治が変えられることは、この豊富な実績でもしっかり裏付けられていることです。


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