2007年7月26日(木)「しんぶん赤旗」

日本共産党の前進に国民の命と平和がかかっている

底力発揮し大飛躍を

全国いっせい総決起集会

志位委員長が報告


 「日本共産党の存在意義がかかった重大な選挙」「党員魂を発揮して頑張りぬく歴史的瞬間」―この思いで全国の党員、党組織が一体となりました。参院選の投票(二十九日)まで残すところ四日となった二十五日、日本共産党は「全国いっせい総決起集会」を開催。東京の党本部大会議場で志位和夫委員長が報告し、CS通信を通じて各都道府県、地区委員会事務所などに中継されました。本部会場には満席の約五百六十人が参加し、全国では午後三時までに約一万四千人が視聴。全国の支部、党員、後援会員は、各地で真夏日を記録した日本列島で「激戦、接戦で必ず勝利を」と宣伝、対話・支持拡大などに取り組みました。


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(写真)志位和夫委員長の報告を聞く全国いっせい総決起集会参加者=25日、党本部

 志位委員長はまず、選挙戦のとりくみの到達点について報告しました。

 大激戦の比例代表は、現有四議席からの後退の危険もあるが、力をつくして頑張りぬけば、目標五議席達成の可能性と条件は大いにあるとし、「全国すべての党組織と後援会が、残る五日間、『全国は一つ』の立場で、比例代表で六百五十万票以上、五議席絶対確保のため、総決起をはかろう」と心からよびかけました。

 選挙区では、東京、大阪、京都で、「当落を争う大接戦」にまで持ち込んだと指摘。ここで必ず接戦を制し、埼玉、神奈川、愛知、兵庫などでも勝利を切り開く大奮闘をと訴えました。

 志位氏は、前進への展望をつかむうえで、選挙への有権者の関心がきわめて高い一方、どの世論調査でも、三割、四割の有権者が投票態度を決めていない点を紹介。「勝負はこれから」であること、勝利に必要なことをなおやりつくしていないが、逆にいえば、「頑張りぬけば勝てる」ということであり、ここに確信をもって力を尽くそうと強調しました。

 志位氏は、最終盤の奮闘で大切な点として、(1)政治論戦で、日本共産党が安倍・自公政治への国民的怒りの代弁者になり、自公政治の悪政を攻めに攻めて、それを「たしかな野党」・日本共産党への支持にむすびつける姿勢を最後まで貫くこと(2)比例代表を文字通り選挙戦の中軸にすえ、「全国は一つ」で執念をもってとりくみ、必ず目標を達成すること(3)すべての支部と党員、後援会員の総決起をかちとること――を強調しました。

 そして、「この選挙が日本共産党のいわば存在意義のかかった重大な選挙であることを伝え、この政治戦に立ち上がらなければ日本共産党員として悔いが残る、日本共産党員魂を発揮して立ち上がろうと心を込めて訴えることが大切です」と力を込めました。

 志位氏は、日本共産党が「ストップ貧困」と訴えるなか、「これ以上税金ばかり取られたら、本気で一家心中を考えなければ。共産党しか頼れません。助けてください」などのメールや電話が党本部に相次いでよせられていることを紹介。「まさに自公政治と国民生活の矛盾は限界を超えている。日本共産党の前進に国民の命がかかっている」とのべ、党の前進は国民にたいする重大な責任だと強調しました。

 憲法の問題でも、九条への公然とした挑戦が、侵略戦争を賛美する「靖国」派が中核となってすすめられるなか、立党から八十五年間、反戦平和を貫いた日本共産党が勝利を勝ち取ることは、「歴史に対する責任」だと呼びかけました。

 志位氏は最後に、すべての党員に次のように訴えました。

 「日本共産党に入党された同志は、みんな初心があるはずです。人々の幸せと社会の進歩のために頑張りたい。平和な日本をつくりたい。だれしもが安心して暮らせる豊かな日本をつくりたい。資本主義をのりこえた未来社会への道を開きたい。すべての党員一人ひとりが入党の初心にたち、日本共産党員魂を発揮して、頑張りぬく歴史的瞬間です」「いまこそわが党の底力を出すときです。燃えに燃えて爆発的な大飛躍をつくり、必ず勝利をつかみとろうではありませんか」

 参加者は割れるような拍手で応えました。最後に、党本部会議場の参加者、そして全国のCS通信視聴者が心を一つに「団結ガンバロー」を三唱し、必勝の決意を固めあいました。


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