2007年7月21日(土)「しんぶん赤旗」
米国で2大政党への不満増大
世論調査 「第3の党が必要」6割に
【ワシントン=鎌塚由美】米国で二大政党制への不満が高まり、六割近くの国民が「第三の党が必要」だと回答していることが、このほど明らかになりました。
米紙USAトゥデーとギャラップ社による世論調査で明らかになったもの。USAトゥデー紙(十二日付、電子版)は、「われわれには第三の党が必要か? 大多数がイエスと回答」との見出しで紹介しました。
世論調査は、「共和、民主の二大政党が米国民を代表するにふさわしい仕事をしていると思いますか、もしくは第三の党が必要なほどお粗末な仕事ぶりですか」と質問。58%が「第三の党が必要」だと回答しました。〇三年の調査から18ポイントも増加しました。
〇八年秋の大統領選挙へ向けて、各党候補者が立候補運動を繰り広げていますが、民主のクリントン上院議員の支持者で52%が、共和のジュリアーニ前ニューヨーク市長の支持者で56%が、「第三の党が必要」だと回答しました。
同世論調査は、六―八日の期間に千十四人を対象に行われました。