2007年7月21日(土)「しんぶん赤旗」

中越沖地震

共産党が相談センター

　「日本共産党中越沖地震被災者相談センター」が二十日、新潟県柏崎市に開設されました。すべての被災者が一刻も早く元の生活に戻れるよう、要望に応えるために設けられました。

　開設したばかりのセンターを訪ねた女性（６０）＝同市中田＝は「落ち着いて眠れる場所がほしい」といいます。「息子が夜一時半に起きて仕事に行くため、避難所では暮らせずに、車で寝ている。息子が足を伸ばして眠れるようにしてやりたい。テントなどはないでしょうか」と訴えました。

　同日午後、有坂哲夫党国民運動委員会事務局長らは柏崎市内で党員や被災者宅を訪問しました。

　同市大和町に住む女性（６０）は「なんといっても生活用水に困ってます。おばあちゃんをトイレに連れていくときが大変｣｡

　居酒屋経営の男性（５７）＝同市諏訪町＝は、厨房（ちゅうぼう）の排水が流れないことを心配しながら、「三年前の中越大震災のときも客が減った。営業を再開できてもそれからが問題」と語りました。

　同センターの布川善樹責任者（党中越地区副委員長）は「被災者の切実な声を市に届けるなどして、要望の実現に力をつくす」と話しています。

　日本共産党中越沖地震被災者相談センター　新潟県柏崎市長峰町１３の２６、電話０２５７（２０）０９０８、ＦＡＸ０２５７（２０）０９０９

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