2007年7月18日(水)「しんぶん赤旗」

「自民に入れろ」を反省

長野の会社会長 党本部に電話

明快なのは共産党――社員発言に目が覚めた


 「これまで社員に自民党に入れろと言ってきたが、反省している」――十七日、長野県のある会社(従業員約二十人)の会長と名乗る七十代の男性から、党本部に電話がありました。

 男性の会社では、この日の「朝会」で選挙のことが話題になったといいます。ある社員が「今まで会長は自民党に入れろと言ってきたが、今回はそれは絶対にだめだ」と発言したのです。

 「定率減税の廃止で六月に住民税が上がった。憲法九条の問題もある。選挙で自民・公明が勝てば消費税が上がってしまうし、九条も変えられてしまう。今回は絶対に会長の言うことはききません」。この発言に、他の社員も全員が「まったくそうだ」とうなずいていたといいます。

 それではどの政党がよいか、という話になると、先の社員はこう言いました。「民主党は自民党と同じようなものだ。共産党と社民党のどちらかがいいと思う。とはいうものの、テレビで見ていても、一番明快で、理論的にもきちっとしているのは共産党だ」

 男性は、「みなさんの立派な意見が出たので、それを尊重します。今回だけは、私も自民党とは書かないし、みなさんにも入れろと言いません」と表明したといいます。

 男性は、村井仁・長野県知事と同じ高校の出身ということもあり、過去の選挙では自民党以外に入れたことはありませんでした。「今日は目が覚める思いがしました。いい『朝会』ができたことをお伝えし、私の決意を揺るぎのないものにしたいと思い、お電話しました」と話しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp