2007年7月17日(火)「しんぶん赤旗」
米軍が大規模攻撃
イラク バグダッド南郊で
【カイロ=松本眞志】駐イラク米軍とイラク軍は十六日未明、首都バグダッド南郊で、武器や武装集団の流入阻止を目的に約八千人の大規模軍事作戦を実施しました。ヘリコプターの空爆を皮切りに地上部隊が侵攻しました。
実施されたのは、バグダッドから南三十五キロのユーフラテス川沿いの渓谷内にある、アンバル州とバビル州の中間に位置するジュルフ・アルサハルの周辺だとされています。国際テロ組織アルカイダの避難場所ともいわれています。
米軍報道官のコンウェイ少佐は十五日、バグダッド南部の諸都市、バビル、カルバラ、ナジャフの一帯に作戦を拡大する計画だと説明。ブッシュ米大統領が決定した二万八千人の米軍増派によって大規模作戦が可能になったと述べています。
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