2007年7月15日(日)「しんぶん赤旗」
参院選の期日前投票
簡単にできます
参院選が始まり、「期日前投票」(十三日―二十八日)が始まりました。記者も居住地の東京・中野区で期日前投票に行ってきました。
「投票入場券」を忘れてしまいましたが、投票はできる、とのことでひと安心。最初に記入するのは「期日前投票宣誓書兼請求書」です。請求者(記者)の氏名、生年月日、住所の三カ所を書き込み、投票日当日に該当する事由(仕事、旅行、病気など十二項目)に「○」をつけます。記者は「仕事」に「○」をつけました。
「請求書」を提出、確認されるといよいよ投票です。
まず選挙区の投票。薄黄色の投票用紙に候補者名を書き込み、選挙区用の投票箱へ。次に比例代表の白い投票用紙を受け取り、政党名か候補者名を書いて投票箱に入れます。
以上で終了、実に簡単な手続きです。このあと、「投票済証」が必要な人は、申し出ることで入手できます。
投票は、午前八時三十分から午後八時まで。土曜、日曜、休日も投票できます。期日前投票所によっては、日時を短縮しているところもあるので、詳しくは区市町村の選挙管理委員会に問い合わせてください。
期日前投票は前回の二〇〇四年参院選は七百十七万人。〇五年の衆院選は八百九十六万人で、全投票者数の13%を占めています。
中野区選挙管理委員会の担当者によれば、期日前投票の初日だった十三日は、三百三十人が投票、「前回(〇四年参院選)の倍ぐらいになっている」と話します。投票日直前の七月末は子どもが夏休みに入り、行楽などに出かける人が多く、「夏休み前のいまの方が(投票者が)多い可能性がある」とみています。
投票にきた人たちは、「投票日は旅行中なので行けるうちに」(子ども連れの夫婦)、「投票日に仕事が入って行けない。中野駅に行く用事があったのでついでに寄った」(女性・三十一歳)と話していました。(竹原東吾)