2007年7月14日(土)「しんぶん赤旗」

07参院選 話す・伝える

「党名変えたら」に答えて


 「共産党は名前を変えたら?」――対話の中で、こう言われることがありませんか。ある後援会員は、次のように答えています。


 まずは日本共産党の実際の考え方や活動について知っていただきたいと思います。

 日本共産党はこの十五日、党をつくって八十五周年になります。日本の政党が離合集散を繰り返し、党名もコロコロ変える中で、戦前から一つの政党名で貫いているのは日本共産党だけです。

 戦前は命がけで侵略戦争に反対し、戦後は大企業・財界優先、アメリカ言いなりの政治をただすために、一貫してがんばってきました。憲法を守り、二十一世紀の日本に生かすことを主張しています。

 当面は、資本主義の枠内での民主的な改革を目指し、国民の合意に基づいて一歩一歩社会を発展させていくという立場に立っています。先の展望としては、日本はいずれ資本主義の利潤第一主義を乗り越えた未来社会に進むと考えています。

 「共産」ときくと、旧ソ連など自由のない社会を想像するかもしれません。しかし日本共産党は、ソ連はスターリンの時代から、外国に対しては覇権主義、国内に対しては専制主義で、本来の社会主義・共産主義とはまったく違うものだったと考えています。ですから、ソ連が崩壊したとき、日本共産党は「もろ手を挙げて」歓迎したのです。

 「共産党」の党名を何となくこわいとか、「ソ連や北朝鮮の仲間なのでは」と感じる人がいるのは、戦前・戦後の長年にわたって、支配層が意識的に反共宣伝を流してきたことなどに原因があると思います。そのことは逆に言えば、日本共産党を支配層が恐れていることの証拠でもあります。「日本共産党」の名前は、いまの悪い政治をこれからも続けようとする人たちがもっとも恐れる「ブランド」だと言えます。私たちはこの党名に誇りを持ち、これからも大切にしていきたいと考えています。

 日本共産党に深い信頼を寄せてくださっている方は、「共産党は『共に産みだす党』でしょう」(元社会党参院議員・西岡瑠璃子さん)など、党名にも愛着を持ってくださっています。新しい世の中を「共に産みだす」ため、あなたもどうぞ日本共産党に力を貸してください。


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