2007年7月11日(水)「しんぶん赤旗」
農水相釈明
国民は納得できない
市田書記局長が会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は十日、赤城徳彦農水相が同日おこなった釈明に関し国会内で記者団に問われ、「国民が納得できるものでは到底ない」と批判しました。
市田氏は、赤城氏が「付け替えとか架空経費はない」としたことについて、赤城氏の実家に住んでいる両親らが突然、証言を変えたことにふれ、「口裏をあわせたと思われても仕方がない。そう思われたくないのであれば、領収書を添付して支出の明細を公表すれば済むことだ」と強調しました。
赤城氏が領収書公表について“法律で義務付けられていないものを公表する必要はない”とのべたことに対し、「拒否するのは、やましいことがあるからだと国民が思うのは当然だ」と指摘するとともに、「自殺した松岡利勝前農水相と全く同じ言い方だ」と厳しく批判しました。
そのうえで市田氏は、あらためて領収書を添付した支出明細の公表を要求。「それができないのであれば、事実上疑惑を認めたことになるわけで、辞任すべきだ。辞任しなければ、安倍首相は罷免をすべきだ」と強調しました。
また、自民党に、資金管理団体以外の政治団体にも、領収書を添付するよう党の内規で定める動きがあることについて問われ、「もともと政治団体にも領収書添付を義務付けるよう、私たちは主張してきた。(自民党が)そういうのであれば、法律を改定するときに義務づければよかったことだ。内規で済ますのは、たんに国民の批判を恐れて、かわすための策だ」と批判しました。
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