2007年7月9日(月)「しんぶん赤旗」
米兵死者3600人超す
首都は半年で昨年に並ぶ
イラク
【ロサンゼルス=山崎伸治】イラク駐留米軍兵士の死者が六日までに三千六百人を超えました。
イラク戦争での犠牲者を調査し、インターネット上で公表している「イラク連合軍犠牲者総数」によると、同日までに米国防総省が確認した三千五百九十二人に確認待ちの十二人を加えると、米兵の死者の数は三千六百四人となります。
イラク米兵の死者数はこの三カ月で連続して百人を超えており、その半数がバグダッドで死んでいます。米軍による武装勢力「掃討」作戦によるもので、昨年一年間で二百六十五人だったバグダッドでの米兵の死者数は、今年に入ってすでに二百六十五人に達しています。
七日付の米紙ロサンゼルス・タイムズは「四―六月は、二〇〇三年に戦争が始まって以来、米軍にとって最も死者の多い三カ月間だった」と指摘。共和党のドメニチ上院議員がブッシュ政権のイラク政策を批判したきっかけになったと報じています。
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