2007年7月8日(日)「しんぶん赤旗」
辞任・罷免に値する
赤城農相の事務所費疑惑で共産党・市田書記局長
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日本共産党の市田忠義書記局長は七日、党本部で赤城徳彦農水相の架空事務所費問題について記者団に問われ、「非常に重大だ」と批判しました。
市田氏は、赤城氏の政治団体が約九千万円もの経常経費を計上していたにもかかわらず、実際には事務所として使われていない“架空事務所”になっていたということだと指摘。「(架空の事務所費が発覚し辞任した)佐田玄一郎行革担当相の問題とまったく同質の問題であり、閣僚辞任に値する。自ら辞任しないなら、首相は罷免をすべきだ」と強調しました。
さらに市田氏は、赤城氏が、事務所費問題で国民的な非難を浴び自殺した松岡利勝前農水相の後任であることに触れ、「松岡さんのあとに、こういう人を出してくる安倍首相の任命責任は、本当に重い」と批判しました。
その上で、赤城氏が、政治的にも、日本会議国会議員懇談会のメンバーで、侵略戦争を肯定する「靖国」派であることを指摘。「とにかく、そういう人を寄せ集めるというのが安倍首相のやり方だ。(今回の問題も)その破たん(の現れ)だと思う」と述べました。
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