
2007年7月7日(土)「しんぶん赤旗」
最低賃金引き上げ請願
与党が不採択に
通常国会に提出されていた請願の審査が五日、衆参各委員会で行われました。最低賃金の時間額千円以上への引き上げを求める請願は衆参あわせて六件が提出されていましたが、いずれも自民・公明の与党が反対したため不採択となりました。
千円以上への引き上げは、全労連、連合が一致して要求。政府も引き上げへ向け最低賃金法改正案を提出していますが、これに反する態度です。
一方、看護職員増員や看護職員確保法改正などを求める「安全・安心の医療と看護の実現に関する請願」(日本医労連、自治労連、全大教)、ILO(国際労働機関)パートタイム労働条約の早期批准を求める請願(全労連)はそれぞれ、参院で初めて採択(全会一致)されました。
患者・国民の願いである安心で行き届いた医療の確立(民医連)、保育・学童保育・子育て支援施策の拡充と予算の大幅増額(全保連など)などは前国会に引き続いて参院で採択されました。
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