2007年7月1日(日)「しんぶん赤旗」
ミート社実態調査
紙議員 再発防止へ労組と懇談
日本共産党の紙智子参院議員は三十日、食肉偽装などを行ったミートホープの「食の安全」や雇用の問題を北海道・苫小牧市で現地調査し、ミート社の社会的責任を問いたたかっている苫小牧ローカルユニオン・ミートホープ分会の横岡リツ子分会長らに、職場の実態を聞き取りました。
紙議員は、「企業モラルが低下し『食の安全』が社会問題になっている。再発防止のために実態を知りたい」とのべました。
横岡分会長は、ミート社内では社長の指示によってコスト削減・時間短縮のために衛生検査の工程を飛び越えて製品を出荷するなど日常的に安全無視が行われていたことを語りました。
食品表示に反する混ぜ物についても、従業員が「これは混ぜていいのか」と疑問を出すと、社長は「おれが決めたんだ。嫌なら来るな」と受け入れなかったといいます。
横岡分会長は「こんな会社と縁を切りたい思いもあるが、それで済ませてはいけない」と労働組合を結成した思いを語りました。
紙議員は「犠牲になるのは、消費者と働いていた従業員のみなさんです。徹底して解明したい」と約束しました。
真下紀子道議、佐藤昭子衆院道9区候補が同席しました。