2007年6月26日(火)「しんぶん赤旗」
除名の福本議員が公明党批判
与党残留へ派兵に賛成
公明党を離党した福本潤一参院議員(同党が十八日付で「除名処分」)は二十五日、参院議員会館で記者会見し「非人道的党運営」で除名されたと同党指導部を批判しました。
福本氏は、イラク戦争ぼっ発当時の党内議論の模様を明らかにしました。同氏によれば、自衛隊のイラク派兵で公明党は「与党に残らないといけないから、この政策は自民党と反対にするわけにはいかない」と判断。自衛隊のイラク派兵に反対する同党支援者に「言い訳」するため、当時の神崎武法代表らがサマワに出かけ、帰国後「安全だった」と説明することになったとのべました。
また、アメリカのイラク戦争に日本が加担する状況について、「公明党のほうが先にすすめたという批判がでてきている」と発言。公明党が与党に入ったままだと、「たいへんな民主主義の危機につながっていく」とのべ、「早くこの与党はストップさせたほうがいい」というのが結論だとのべました。