2007年6月23日(土)「しんぶん赤旗」
赤城農水相また訂正
補助金交付団体の献金
農水省の補助金を受けている団体から政治資金規正法違反の疑いのある献金を受け取っていた赤城徳彦農水相が、政治資金収支報告書の訂正をしていたことが二十二日までにわかりました。
訂正していたのは、赤城氏が支部長の「自民党茨城県第一選挙区支部」で、全国農業協同組合連合会(全農)から二〇〇三年と〇五年に各十万円の献金。日本共産党の紙智子参院議員が国会で、規正法違反の疑いを追及した十二日のうちにあわてて訂正していました。
赤城氏は、二十二日の閣議後の記者会見で、「全農職員個人からの献金の誤りだった」と訂正の理由をのべました。
また、〇三年に同じく補助金交付団体の「中央酪農会議」から受け取った十万円については、返金したことを明らかにしました。
赤城氏の資金管理団体「徳友会」も、林業関係の政治団体「林土連懇話会」から受け取った計四十万円の献金を報告書に記載していないことを六日に国会で指摘され、その日に訂正しています。大臣就任後、短期間に二度も訂正したのはきわめて異例のことです。