2007年6月19日(火)「しんぶん赤旗」
女性の地位向上 共に
16団体 党国会議員団と懇談
日本共産党国会議員団男女平等推進委員会は十八日、国会内で、十六の女性団体、労組女性部の代表三十四人と懇談しました。石井郁子副委員長、高橋千鶴子の両衆院議員、吉川春子、小林みえ子、紙智子の各参院議員が出席しました。
あいさつした石井副委員長は、「女性の人権や地位向上で画期となす国会だった」とのべ、柳沢厚労相の「女性は子どもを産む機械」発言にみられるように、女性の人権をめぐって国連や世界から逆行する安倍内閣のもとで、これと切り結んだたたかいを繰り広げていると紹介しました。
各議員が「従軍慰安婦」問題、パート労働法改定、児童扶養手当・母子加算、教育三法案、女性自衛官セクハラ裁判、再婚禁止期間での民法改正などについての動きと議員団のとりくみを報告しました。
各団体代表が次々と発言しました。深夜業免除を申請したら仕事を取り上げられ裁判に訴えた日本航空客室乗務員の原告らは「加盟組合による差別は認められないという判決を出させました」と語りました。
「働き方アンケートにとりくみ、長時間労働やパート・非正規労働の悲惨な声が届いている」(新日本婦人の会)、「非常勤講師の55%が女性で低賃金。厚生年金に加入したい」(首都圏大学非常勤講師組合)、「中小業者の多くは本業だけでは生活できない」(全商連婦人部協議会)との発言が続きました。
「(男女平等を規定した)二四条を敵視する人が公然と現れ、根深さを感じる」(自由法曹団女性部)、「内閣府と懇談していても姿勢が後退していると感じます」(婦団連)との意見がありました。