2007年6月17日(日)「しんぶん赤旗」
参院選でも創価学会が前面に
名誉会長名で「勝ち抜け」
公明党、創価学会が七月に予定されている参院選に向けて、再び羽目のはずれた「政教一体」ぶりをみせています。
六月に入り、聖教新聞は池田大作名誉会長の名で“長編詩”を続けて掲載。十日付では、「永遠の常勝関西を讃(たた)う 正義は勝つ! 師弟は断じて勝つ!」の題で「ほとばしる勇気と知恵で この決戦を断じて勝ち抜け」と檄(げき)をとばしています。
三日付でも、「堅塁の同志を讃う 新しき大中部の太陽よ勝ち昇れ」との題で一九六九年の総選挙で失敗した教訓を並べ、「中部は 断固として勝つのだ!」と指導しています。
一面コラムなどでも、「『参院選』の全国完勝へ公明党の全議員と家族、議員OBは全力で戦え」(十日付)と公明党への指示を繰り返しています。
いっせい地方選挙では、池田氏のペンネームである「山本伸一」名で聖教新聞に“長編詩”が掲載され、創価学会が選挙戦をたたかう事実上の指導文書とされました。
〇五年総選挙、〇四年参院選の選挙前にもペンネームでの“詩”でしたが、今回は実名での指導で、いよいよ「政教一体」をあからさまにしています。