2007年6月8日(金)「しんぶん赤旗」
米兵死者 3500人超す
「掃討作戦」で増加傾向
イラク
【ワシントン=山崎伸治】イラク戦争開戦以来、駐留米軍兵士の死者が六日までに三千五百人を超えました。イラク戦争での犠牲者を調査し、インターネット上で公表している「イラク連合軍犠牲者」によると、六日までに米国防総省が確認した三千四百九十三人に、確認待ちの十人を加え、米兵の死者の数は三千五百三人となっています。
六月も六日までにすでに二十五人が犠牲になっており、二〇〇三年三月の開戦以来、三番目に犠牲者の多い月となった今年五月と状況は変わっていません。
犠牲者が増えているのは、部隊を二月以来増派し、武装勢力の掃討作戦に乗り出した結果です。米政府は九月までに「成果」をあげるとしており、犠牲者増の傾向は当面続きそうです。
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