2007年5月29日(火)「しんぶん赤旗」

急落 内閣支持

11―12ポイント

全国紙調査


グラフ

 二十八日に発表された二つの全国紙での世論調査で、いずれも安倍内閣の支持率が急落しました。

 「毎日」が二十六、二十七両日に行った世論調査では、安倍内閣の支持率は32%。四月の前回調査比で11ポイント下落し、昨年九月の政権発足以来、最低となりました。不支持率は44%で最高となり、二、三月と同様に不支持が支持を上回りました。

 「日経」が二十五―二十七日に実施した世論調査では、内閣支持率は41%で、四月の前回調査から12ポイント下がりました。不支持率は44%で、二カ月ぶりに支持を上回りました。

 内閣支持率が急落した要因について、「毎日」は、「安倍内閣の(1)『政治とカネ』への対応(2)格差是正への取り組み(3)憲法改正を争点化する姿勢―などに対する不満が、年金支給漏れ問題が引き金になって噴き出し」たと分析しています。

 「日経」も「公的年金保険料の納付記録漏れが参院選の争点に浮上してきたことや『政治とカネ』の問題を巡る対応への不満などが影響しているとみられる」としています。


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