2007年5月26日(土)「しんぶん赤旗」

「番組に政府介入」

神戸で市民ら

放送法改定反対で宣伝


 市民らでつくる「NHK問題を考える会(兵庫)」は二十五日、政府が今国会に提出した放送法改定案を阻止しようと、神戸市中央区の三宮センター街で宣伝しました。

 雨が降る中、「国民の知る権利を守りましょう」と記した横断幕を手に、ビラを配布。「放送法改定案は番組に政府が介入し、言論統制につながる恐れがあります。これで私たち市民は本当のことを知ることができるでしょうか? 廃案にするために、みなさんの力を貸してください」と訴えました。

 同会の呼びかけ人の一人、貫名初子さんが「政府の気に入らない番組をチェックし、出させないようにする法案です。これでは報道の自由がなくなり、国民の知る権利が奪われてしまう」と説明。ビラを受け取った神戸市須磨区の女性(76)は「今でも国民の声がテレビにあまり出てこないのに、政府が介入することになると、国民の声は届かなくなるのではないでしょうか」と不安を募らせました。

 事務局を務める西川幸さんは、「放送法が改定されると、政府がマスコミを統制し、改憲をするために国民投票で過半数を得ようと世論誘導するようになる。今こそ、放送法改定反対の運動をやらないといけない」と語りました。



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