2007年5月19日(土)「しんぶん赤旗」
がんばれば前進できる
地方選の教訓 参院選に生かす
都道府県・地区委員長会議 活動を交流
十八日に開かれた全国都道府県・地区委員長会議では、第四回中央委員会総会決定を正面から受けとめ、いっせい地方選の教訓を直ちに参院選に生かし、比例を軸に「全国は一つ」で党を語り広げて必ず勝利をかちとる立場でゆたかな経験を交流しました。
子ども医療署名や国保料・介護保険料値下げ、憲法九条守る広範な共同を作り出すとりくみと、そこでの党への信頼から支持を広げた経験が各地から紹介され、参院選に向けて住民の切実な要求をとりあげる運動と一体に政策論戦にとりくむ大切さが浮き彫りになりました。
また、「すぐに四中総の内容を地方議員に伝え、先頭にたって頑張ってほしいと訴えた」(新潟県中越地区)など、四中総決定を一刻も早く全党のものにして臨戦態勢をつくり、二つの課題(七月五日の公示日までに(1)得票目標の実現めざし、宣伝活動と支持拡大目標を突破する運動を進める(2)党勢拡大の上げ潮をつくる)をやりきる決意が共通して語られ、「頑張れば前進できる」の決意みなぎる会議になりました。
二つの基準((1)どの党にも負けない政治的構えととりくみ(2)得票目標の実現を堅持する本気の構え)を貫き、「支部が主役」の活動で勝利した経験が注目を集めました。
四行政区すべてで議席をかちとった大阪府木津川南地区は、「大正区では党員を四年間に倍加して有権者の1%に達したことが決定的だった。新入党員が自信を持って党を語れるように毎月綱領学習会を開いた」と報告しました。候補者を先頭に切実な住民要求をとりあげて実績を地域民報で全戸に返し、訪問・対話を進めたことが、支持を広げる力になっています。
長野県諏訪・塩尻・木曽地区は、ダム建設を進めてきた民主党の姿も明らかにして論戦を進めるとともに、「支部が主役」で全党員の力を引き出すことに努力。党組織空白の地域で開いた県政報告会の参加者に入党を訴えたところ六人が入党し支部を結成し、新鮮な力を発揮しました。
北海道小樽地区や東京都荒川地区は選挙中も「赤旗」読者や後援会員を増やすとりくみを最後まで追求し、前進した経験を語りました。
大阪府北・福島地区では職場問題学習・交流講座などを力に、ある職場支部は十五のビルで支部街頭演説や門前宣伝にとりくみ職場の雰囲気を変えて支持拡大目標を突破し、大阪の勝利に貢献しました。東京都千代田地区は職場支部の奮闘が参院比例選挙での六百五十万票実現のためにも、労働者の劣悪な状況打開のためにも必要だと訴え、支部と党員を激励しています。
神奈川県湘南地区は青年が輝いた選挙を報告し、関心を集めました。大和市議選で「お仕事実態調査」を行い、切実な要求を出し合う中で二十七歳の候補者を先頭に青年が立ち上がり、古参の党員を驚かせるような青年流の選挙を展開したことを紹介しました。