2007年5月13日(日)「しんぶん赤旗」
葛飾ビラ配布弾圧事件
“控訴棄却を”署名4796人
「自由を守る会」東京高裁に提出
東京都葛飾区のマンションの共用部分で日本共産党の都議会報告などのビラを配った荒川庸生さんが住居侵入罪に問われ、東京地裁で無罪判決を受けた「葛飾ビラ配布弾圧事件」で、荒川さんを支援する「ビラ配布の自由を守る会」は十一日、東京高裁に控訴棄却を要請しました。同高裁への要請行動は四回目。
検察側は一審判決を不服として控訴しており、二審第一回公判が六月二十六日に同高裁で開かれます。
この日の要請には吉野五郎、玉川寛治両世話人ら十二人が参加。四月末に開いた第三回定期総会の要請決議文と、署名四千七百九十六人分などを提出しました。
署名用紙には高裁への「ひとこと欄」もあり、「言論の自由は民主主義の基礎であることを踏まえ、公正に裁判するよう要請します」などの意見が記されています。