2007年5月10日(木)「しんぶん赤旗」
参院沖縄選挙区
糸数氏を統一候補に
共産党と社大党 政策協定と覚書
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七月二十二日投票の参院沖縄選挙区選挙で、日本共産党沖縄県委員会と沖縄社会大衆党は九日、前参院議員の糸数慶子氏(沖縄社会大衆党副委員長)を無所属の統一候補として擁立することに合意し、三者間で政策協定と覚書を結びました。
政策協定は、憲法改悪に反対し、普天間基地の即時閉鎖・撤去を求めることなど七項目です。沖縄戦の歴史をゆがめる教科書検定に反対し、「貧困と格差」の是正や地元産業の振興や農業、観光などと結びつけた雇用政策に力を入れ、基地建設や乱開発による環境破壊にストップをかけることなども盛り込まれています。
覚書は、糸数氏の国会内の所属会派に関しては無所属でのぞむことを確認。「両党は、糸数慶子氏が沖縄の政治的立場や沖縄県民の主張を代弁する国会活動が実現できるよう配慮する」ことで、三者が一致しました。
糸数氏は、社民党、民主党とも政策協定を結んでいます。選挙戦は自民党公認、公明党推薦の現職との一騎打ちになる見込みです。