2007年5月1日(火)「しんぶん赤旗」
ともに平和つくろう
葛飾ビラ弾圧事件 守る会が総会
東京都葛飾区のマンションで日本共産党の都議会報告などのビラをドアポストに配布して逮捕され、東京地裁で無罪判決を勝ちとった荒川庸生さんを支援する「ビラ配布の自由を守る会」の第三回定期総会が四月二十八日、約百四十人の参加で行われました。
世話人で憲法学者の小沢隆一さんは、「荒川さんとご家族のくらしと権利を守る運動が、まともな政治をつくる運動、民主主義をつくる運動に発展してきている。荒川さんとともに平和をつくる運動をやっていこう」と開会あいさつしました。
東京高裁の控訴審について、弁護団長の松井繁明弁護士、主任弁護人の中村欧介弁護士が、「裁判所が下すべき結論は、控訴棄却しかない」「真に民主主義社会を守る気概に満ちた判決が期待される」と訴えました。
高裁にあてた支援者の「ひとこと」と手紙が朗読され、たたかいの中で生まれた歌「一枚のビラで」を会場と一緒になって歌いました。妻の荒川英子さんが「どうか公正な裁判をお願いいたします」と裁判長にあてた手紙を読むと、大きな共感の拍手に包まれました。
総会議案の報告、行動提起が行われ、控訴審に向けて二十万部印刷したリーフレットを広く活用してほしいと呼びかけました。
参加者から「元気の出る集会でした。私も傍聴に必ずいきます。勝利が確定するまでがんばろうと思いました」などの感想が寄せられました。