2007年4月29日(日)「しんぶん赤旗」
青年大集会を成功させよう
首都圏学習決起集会
市田書記局長が講演
参院選勝利と五月二十日に東京・明治公園で開く全国青年大集会の成功を目指す首都圏青年学習決起集会が二十八日、党本部で開かれました。日本共産党中央委員会、日本民主青年同盟中央委員会の主催。青年党員や民青同盟員ら三百五十人が参加し、三人の青年がリレートーク、市田忠義書記局長が講演し、東京や千葉の代表らが決意表明しました。
最初に、青年大集会実行委員会によるネットカフェ調査のビデオリポートが上映されました。「お仕事実態調査」をした神奈川の青年、青年大集会にバスで参加しようと取り組んでいる埼玉の青年に続き、ある映像制作会社を長時間労働で体を壊して退職した女性が「もうこれ以上、自分と同じような人を出したくない。ともに人間らしく働くことができる社会にしましょう」と感情を抑えながら語ると、大きな拍手が起こりました。
講演で市田氏は、いっせい地方選挙の結果について述べながら「今回の選挙ほど、党と民青同盟が、若い世代の切実な雇用・暮らしの要求を掲げてたたかった選挙はなかった」と語り、「七月の参院選挙では、いっせい地方選挙の取り組みに確信を持ち、若い世代の苦しみに心を寄せ、さらに広い青年に働きかけるために力を尽くそう」と呼びかけました。
青年雇用集会はマスメディアも注目していると述べ、それは若い世代の雇用をめぐる実態の告発と打開をめざす取り組みが日本社会の大問題になっているからだと指摘しました。「強調したいのは、このひどい実態も、それをつくりだした自民党政治も変えることができるということ」と述べ、この一、二年、若い世代が声を上げ、立ち向かう新しい流れが生まれていることを示しました。そして運動の結果、世間も自己責任論から日本社会の大問題と見るように変わり、若者も自分の問題と政治が結び付いていることに気がつきつつあると語りました。
市田氏は「バラバラにされてきた若い世代が力を合わせること、社会的連帯の力を築き、集会を成功させることは大変大きな意義がある」と力を込め、「職場でも地域でも、知人・友人とも実態や願いを語り合い交流しながら、集会への参加を呼びかけよう」と訴えました。
川崎市から参加した三十代の男性は「雇用、憲法をまともに語る言葉をもっているのは日本共産党だけだとよくわかった。二十日の集会成功へ、つながりがある青年には全部、声をかけたい」と話していました。