2007年4月23日(月)「しんぶん赤旗」
地球のために9条守れ
東京でアースデイ
「地球のことを考えて行動しよう」というイベント「アースデイ東京2007」が二十一、二十二の両日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、二十二日の野外ステージで「すてきな九条 WALK9応援トーク」と題する対談が行われました。
対談したのは、グリーン・ピースジャパンの星川淳事務局長と森林ボランティアグループ「森の声」主宰の正木高志さん。正木さんは、「戦争になったら真っ先に原発が攻撃される。憲法九条を守るため、ぼくにできるのは歩くこと」と島根県出雲市から核燃料再処理工場のある青森県六ケ所村までを三カ月かけて歩く「WALK9」を企画し、呼びかけています。
「WALK9」はすでに始まって一カ月、中心は二十代の若者です。正木さんは「憲法九条をめぐって、若い人たちにムーブメントが起き始めている。これからがすごく楽しみ」と話しました。
今回のアースデイでは、会場内の自家発電をすべて使用済みの天ぷら油のリサイクル燃料で稼働。飲食ブースには、食料の輸送にかかった二酸化炭素の排出量を表示するなど環境配慮を徹底しました。
アースデイは、一九七〇年、ベトナム反戦運動が高まった米国で始まった環境イベント。国境、民族、政党、宗派の違いを超えて地球環境のために行動しようと、世界百八十四カ国、五千カ所で開かれています。
■関連キーワード