2007年4月18日(水)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案

与党、連日審議譲らず

参院特別委理事懇 仁比議員が厳しく批判


 十七日に改憲手続き法案が審議入りした参院憲法調査特別委員会の理事懇談会が同夜、開催され、自民、公明の与党が連日審議の要求をごり押しし、何が何でも早期成立をめざす異常な態度を示しました。

 理事懇では、今後の審議日程に関し、与党が連日審議を主張したのに対し、野党側は定例日を設け慎重で公正な審議を行うよう強く要求しました。

 しかし、自民理事は「執行部から(連日開催以外は)ダメだといわれた」とのべ、公明理事も「今国会で成立させるには連日審議が必要」との態度を最後まで崩しませんでした。最終的には、当面、十八日は野党が六時間の質疑を行い、以降については十八日の審議終了後に協議すると提案。民主理事は「今日のところはのみ込ませてもらう」と受け入れました。

 日本共産党の仁比聡平議員は「国民の総意をくみつくし、審議を尽くすことが重要」とのべたうえで、少数会派の声を無視した与党の横暴を厳しく批判。定例日での徹底審議、全都道府県での地方公聴会の開催、最低投票率問題での各国の実態調査の実施などを求めました。



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