2007年4月14日(土)「しんぶん赤旗」
医療費
中3まで無料化実現を
党都議団 石原都知事に申し入れ
日本共産党東京都議団は十三日、都が中学三年生までの医療費無料化をただちに具体化するよう、石原慎太郎都知事にあてて申し入れました。申し入れは吉田信夫幹事長、清水ひで子政策調査副委員長、小竹ひろ子、かち佳代子、村松みえ子各都議が行いました。
要望は(1)中学三年生までの医療費無料化を実施するようただちに具体化に着手する(2)すべての区市町村が無料化に踏み出せるよう都として手厚い財政措置を行う―など。
横山洋吉副知事は「知事に伝える」と答えました。
都民要望の高まりと日本共産党の取り組みで、都は今年十月から中学三年生までの医療費一割分の助成の実施を決めています。日本共産党はこれを評価しつつ、さらに医療費無料化に踏み出すことを求めてきました。
このなかで石原知事は、四月の都知事選で「中学三年生までの医療費負担をゼロにします」(法定ビラ)と公約。しかし実施時期は明らかにしておらず、区市町村の財政負担も課題になります。
日本共産党都議団は、二〇〇四年九月都議会で子どもの医療費助成を中学生まで拡大することを提案して以来、繰り返し実現を求めてきました。昨年九月都議会では、中学三年生まで医療費を無料化する条例案を提案。自民、民主、公明各党の反対で否決されています。