2007年4月13日(金)「しんぶん赤旗」
改憲手続き法案
「投票率低くても通る」
国民春闘 全労連など全国行動
「改憲手続き法案の強行は許さない」「貧困と格差をなくそう」。北海道から沖縄まで全国からきた労働者の声が終日、霞が関を包みました。
全労連と国民春闘共闘委員会は十二日、改憲手続き法案阻止や賃上げ、働くルールの確立などを掲げて全国で行動。中央行動では、各地の集会やデモ行進と呼応しながら国会前の座り込みやデモ行進、各省庁要請などに終日、とりくみました。
デモ行進参加者が国会前に着くと、歩道に座り込んだ労働者が拍手や手を振って激励し、「強行は許さないぞ」と唱和。
全労連の坂内三夫議長が改憲手続き法案の廃案をめざし「世論と運動の力でたたかいぬこう」と訴えると、こぶしを頭上に振り上げて、「頑張ろう」と唱和しました。
パート労働法や最低賃金法改定案が審議されており、「時間給千円以上で貧困をなくそう」との横断幕を掲げて座り込んだ労働者からは「最低賃金引き上げで貧困と格差なくせ、均等待遇を」の声が上がっていました。
五百人が日比谷公園から国会までデモ行進したのはJMIU(全日本金属情報機器労組)と全労連・全国一般の組合員。
埼玉工場では従業員の約八割が「職場九条の会」に入っているというJMIU鈴木シャッター支部の菊池勝彦委員長(42)が「改憲手続き法案は投票率が低くても通る、とんでもない法案。廃案にするしかありません」と話していました。
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