2007年4月12日(木)「しんぶん赤旗」
学力テスト 氏名書かず番号で
大阪の全市町村希望
文部科学省が二十四日に実施を予定している全国一斉学力テストをめぐって、大阪府ではすべての市町村教育委員会が子どもに氏名を記入させない「番号方式」で実施する意向であることが十一日わかりました。京都府や滋賀県でも半数以上の自治体の教育委員会が「番号方式」での実施を検討しています。
大阪府では四十三市町村すべてが番号方式での実施を希望しています。京都府では二十六市町村のうち十八自治体が番号方式を検討。滋賀県では、全教滋賀教職員組合の申し入れに対し二十六市町のうち、十三市が番号方式での実施の意向を示しています。
ただし、いずれも最終的な確定はこれからになります。文部科学省は十日に番号方式を検討している教育委員会に対し説明会を開き、「番号方式」での具体的な実施方法を示しました。同省学力調査室は「番号方式で実施する場合は学校側の作業が増え、負担が重くなるので、それを説明した。そのうえで実際に行えるか検討してもらっている。希望するところについては条件を満たしていることを確認したうえで実施してもらう」としています。
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