2007年4月12日(木)「しんぶん赤旗」
庶民として9条守らなきゃ
三国連太郎さん
「一人いる孫が、私と類似した戦争体験をすることがないように、憲法九条は庶民として守り抜かなきゃならんこと」
俳優の三国連太郎さん(84)がこう述べたのは、主役を演じる「松本喜三郎一家物語〜おじいさんの台所」の記者会見席上(十一日)でのことです。
三国さんは今年公開予定の、戦争にほんろうされた青春群像を描く映画「北辰斜にさすところ」にも主演したことにふれ、「戦争の犠牲者を忘れ去ってしまっていることは、私自身の大きな問題でもある」「今を生きる皆さんも、一部の人たちの狭い意味での利益だけを追い求めるのでなく、次の世代の幸せを考えていただければ…」と続けました。
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