2007年4月11日(水)「しんぶん赤旗」

囲碁・第32期新人王戦

17歳・井山16強入り

鈴木と万波奈 本戦初の女性対決


準々決勝に突入

 囲碁の第三十二期新人王戦U―25は本戦一回戦が終了してベスト16が出そろい、準々決勝のたたかいに入っています。(別表)

 準々決勝第一局では、瀬戸大樹六段(23)が松本武久新人王(26)に勝ち、二連覇を阻止しています。つづいて村川大介四段(16)が昨年準優勝の黄翊祖(こう・いそ)七段(20)=台湾出身=に半目差で勝ち、張豊猷(ちょう・りゆう)七段(25)=台湾出身=は三谷哲也四段(21)を下して8強入りしました。

 ベスト16の顔ぶれの中には井山裕太七段(17)がいます。新人王戦決勝経験者で、五日には史上最年少での棋聖リーグ入りを決めました。早くも囲碁界のトップをうかがう勢いを見せている期待の新鋭です。

 関西棋院所属棋士は瀬戸六段、村川四段のほか、河英一(は・よんいる)四段(21)、孫英世(そん・ひでよ)四段(27)、金モ俊(きむ・ぴょんじゅん、韓国出身)初段(18)が勝ち上がっています。

 女性棋士では、鈴木歩四段(23)が新人王戦決勝経験者の強敵、藤井秀哉六段(26)を下しています。万波佳奈女流棋聖(23)の妹、万波奈穂初段(21)も岩丸平四段(26)に勝ちました。次に鈴木と万波が対戦します。本戦トーナメントで勝ち上がった女性棋士同士が対戦するのは新人王戦史上初めてです。

 李沂修(り・いしゅう)二段(18)=台湾出身=は、昨年創設された早碁棋戦、広島アルミ杯若鯉戦準優勝の活躍をし、この一年でぐんと評価を上げている棋士です。

 日本棋院中部総本部所属の棋士も、加藤祐輝五段(24)と柳沢理志初段(19)の二人が勝ち上がっています。

表

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp