2007年4月9日(月)「しんぶん赤旗」
米軍空爆、6人犠牲か
イラク中部 住宅地で子ども・女性も
【カイロ=松本眞志】イラク駐留米軍は七日、イラク中部のカディシヤ州都ディワニヤでの軍事作戦実施中に一般市民の住宅地を空爆し、住民六人が犠牲になったもようです。同日のカタールの衛星テレビ・アルジャジーラ(電子版)が報じました。
米軍側は、爆撃がイラク軍の要請によるものだとし、武装集団メンバー一人を殺害したと発表。一方、現地住民や病院関係者は、子ども二人、女性一人を含む住民六人が死亡したと証言しています。
ディワニヤは、イスラム教シーア派のサドル師とその私兵マハディ軍の拠点とされ、九日にサドル師の支持者によるイラク戦争四周年の抗議行動が計画されていました。米・イラク軍は機先を制する形で六日から軍事作戦を実施。イラク軍は同日、約三十人の住民を逮捕、シーア派武装グループ三人を殺害しました。
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