2007年4月8日(日)「しんぶん赤旗」
塩素爆弾テロ27人死亡
イラク
【カイロ=松本眞志】イラクでは六日、自爆テロなどが原因で四十六人が死亡しました。
西部のアンバル州都ラマディでは、TNT火薬と有毒塩素ガスを積載したトラックを使用して警察の検問所をねらった自爆テロが発生し、少なくとも二十七人が死亡しました。犯行は国際テロ組織アルカイダによるものとみられています。今年に入って化学兵器を使用した攻撃は九回目。塩素ガスの影響で住民は呼吸困難に陥り、数人が病院に運び込まれました。塩素ガスは呼吸器システムや目、皮膚に炎症を引き起こし、多量の場合、肺に蓄積して死に至ることもあるとされます。
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