2007年4月8日(日)「しんぶん赤旗」

愛知県知事の障害者差別

共産党が抗議声明


 愛知県の神田真秋知事が二日の県庁入庁式の訓示で、障害者について「弱い、悪い遺伝子を持ち、それが表に出てうまれてきた人」と発言した問題で日本共産党愛知県委員会は六日、抗議声明を発表しました。

 知事はその後、記者会見で発言を撤回し陳謝しましたが、発言内容の不適切さを陳謝するにとどまっています。

 声明は、障害者が悪い存在であるかの表現は、障害者を差別する姿勢のあらわれであり、障害者と親・家族の心情をふみにじる福祉に冷たい知事の姿勢を示したと厳しく批判。知事の発言は、障害者基本法が禁止する「差別することその他の権利利益を侵害する行為」にあたり、行政の長としてあってはならないと指摘し、「障害者軽視の姿勢のあらわれであったことを素直に認め、反省し陳謝するとともに、自らの姿勢をただし、障害者が希望の持てる県政運営に転換することを強く求める」と述べています。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp