2007年4月6日(金)「しんぶん赤旗」
公明の「デマ宣伝」にビラで反撃
議会での態度を対照表に
「まともな政策論争なら歓迎しますが、『デマ』で他党攻撃は選挙を汚すものです」(福井県)、「『デマ』宣伝は、まともな政策論戦ができない証しです」(広島県)―法定ビラでまで“実績横取り”“ウソつき”攻撃を繰り返す公明党に対し、日本共産党は各地で、事実を示したビラをつくり反撃に打ってでています。
一目で納得
福井県では、公明党が「日本共産党は乳幼児医療費の無料化に反対した」などと言いふらしているのに対し、共産党は乳幼児医療費の無料化をめぐる両党の態度を表にして紹介。共産党が議会でも毎年くりかえし取り上げ、無料化を求める請願の紹介議員にもなる一方、公明党は議会で一度も取り上げず、請願も否決していることを一目見て分かるようにしました。「誰が、まじめにとりくんできたのか」が鮮やかです。
広島県でも、公明党が、乳幼児医療費の無料化を共産党の実績というのは「横取り」だとの攻撃に、対照表を載せたビラをつくり「これが広島県議会での『事実』です。よく確かめてください」と訴えます。ここでも、共産党は無料化を求める請願の紹介議員になるとともに、乳幼児や母子家庭への医療費助成の補助金カットに反対してきました。公明党は請願に反対、補助金カットには賛成と、住民の願いに逆立ちしています。
背景を突く
公明党は、条例案や請願署名の提出を「実績の“アリバイづくり”」などと住民運動にまで攻撃の矛先を向けています。「県民の権利、県政への参加を否定するものです」と共産党のビラは道理で反論。公明党が、この四年間、県民の請願に一度も紹介議員になっていないことを明らかにしています。
公明党の“実績横取り”のデマ宣伝は、定率減税廃止などを言いだした「増税戦犯」などへの批判をそらし、各地で明らかになる公明党議員による税金私物化への批判をごまかす意図があります。
福岡県では、「実績は反対だけ」との攻撃に反論するとともに、福岡市の公明党議員による海外視察の報告書の八割が、他人のホームページからのコピー・張り付けだったことを紹介。広島県でも、広島市の公明党議員が政務調査費を町内会費や靴代、眼鏡修理代にあて三百五十七万円を返還したことをあげ、「公明党がデマで他党を攻撃するのは、自分らの悪政をごまかすため」と反撃しています。