2007年4月3日(火)「しんぶん赤旗」

公明の中傷に各地で反撃

住民“格の違い感じる”


 公明党が全国どこでも日本共産党に対して「ウソつき」「実績横取り」などと、中傷する宣伝に熱を上げています。各地の日本共産党は事実をもって反撃、住民の共感をひろげています。


東京・狛江市を攻撃したものの

 宮城県大崎市では、公明党が共産党員市長の東京都狛江市を例に、「行革のできない共産党に政治を任せると財政はボロボロ」「市民から悲鳴」などという反共ビラを配布しています。

 日本共産党は、さっそくビラを作成し、「大崎市議会は狛江市に先進地視察に行っています」とズバリ反撃。市議会総務常任委員会が昨年八月、狛江市を「行政改革の先進地」として、視察に出向き、当の公明党市議も参加した事実を示しました。

 報告書は配布ずみで、その後の議会では狛江市のような行政改革を求める質問が無所属議員から出されたことも指摘しています。

 市民から連日のように「公明党は許せない」との電話などが寄せられています。

 さらに公明党が、仙台市の「子ども医療費の小学校入学まで無料化実現」について“公明の実績、共産は実績横取り”と、攻撃しているのに対しては、「仙台で『公明党の実績』というのなら、大崎でも、(実現のため)いっしょに運動しましょう」と諭します。

 そのうえで、日本共産党が仙台市で条例提案を繰り返すなど実現に尽力し、大崎市でも現在、実現に向け全力を尽くしていることを紹介。「他党の活動を全く認めようとせず、『横取り』というのは、一人よがりではないでしょうか」と問いかけています。

 これには市民から「相手の攻撃に対して『いっしょに運動しましょう』と応えるとは…格の違いを感じた」「おとなの態度だ」と好評です。

 公明党=創価学会は、日本共産党の宣伝妨害にも奔走しています。

政調費の非公開“一般紙も報道”

 名古屋市昭和区では、党員が政務調査費について宣伝の真っ最中、「ウソつき共産党」と叫ぶ妨害がありました。党員はすぐさま、「いまここに私のことを『ウソつき』といっている人たちがいます。政務調査費のことは中日新聞もとりあげて報道しています。公明党が領収書を公開していないのは事実です。事実を事実だということをウソつきと言うのですか」と、ぴしゃり。妨害者らは退散しました。

 また同区の日本共産党市議候補が街頭宣伝していると、年配の女性らが“予算に反対したら実績はない”などの議論を吹っかけて妨害。市議候補が「公明党も三十六年間、国会では野党。公明党も実績はないということですか? 結局、それは市民の立場でチェックする議会や野党がいらないという暴論。民主主義を危うくするものです」と戒めると、女性らは「昔のことは知りません」…。結局、最後は「知らぬ」「存ぜぬ」で立ち去りました。

 三重県のある地域の路上でも「共産党はウソつき」と攻撃してきた創価学会役員に対し、「赤旗」読者の男性は、党のビラを示し、公明党の“増税戦犯”ぶりなど事実を示して反撃。役員は「くわしいことはわかりません。上に聞いてみます…」と口ごもりました。「ウソつきはあんたらや」(読者の男性)――全国各地で痛快な反撃がはじまっています。

表

(写真)宮城県の党北部地区委員会が作成した公明党の反共攻撃に反撃するビラ


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