2007年3月30日(金)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案

“ごり押しさせない”

衆院議面で要請行動


 自民、公明両党が衆院憲法調査特別委員会で改憲手続き法修正案の趣旨説明・質疑を強行した二十九日、広範な団体でつくる「二〇〇七年5・3憲法集会」実行委員会は、衆院議員面会所で「改憲手続きのごり押しは許さない」と行動しました。百三十人がつめかけ、「拙速審議をやめよ」との議員要請や特別委員会の傍聴をしました。

 日本共産党の笠井亮、社民党の辻元清美の両衆院議員が国会情勢を報告。笠井議員は修正案の内容と審議を強行するやり方を批判。地方公聴会で拙速審議を批判する意見が多数をしめ、高知、岡山両県の七自治体で法案反対や慎重審議を求める意見書が可決されるなど世論を確信にたたかっていこうと訴えました。

 市民団体や労組、宗教者が次々と決意を表明。「国際婦人年連絡会も衆・参両院の特別委員に要請しようと立ち上がっている」(女性の憲法年連絡会の堀江ゆりさん)、「『宗教者九条の和』も国会で署名提出行動をおこなう。祈りを行動にしていく」(日本山妙法寺の武田隆雄さん)、「改悪教育基本法の具体化を許さないたたかいと結び、新しいビラも作製し、宣伝を広げていく」(全教の東森英男書記長)と語りました。

 「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健さんが四月十二日の大集会(午後六時半、東京・日比谷野外音楽堂)の成功など行動を提起しました。

 九歳の女の子と参加した女性(42)は「ささやかなことでも何かやらなくてはと参加した。小さな力でも改憲を狙う国会の横暴をとめられると思う。頑張ります」と語っていました。



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