2007年3月29日(木)「しんぶん赤旗」

民主は審議拒否の度に裏で…

国会なれ合いの内幕暴露

武部前幹事長


 自民党の武部勤前幹事長は二十八日、東京都千代田区の憲政記念館で開かれた同党衆院議員の政経セミナーの講演で自民党と民主党との間で国会運営をめぐって“裏取引”があることを明らかにしました。

 武部氏は国会運営に触れて「緊張感がない。あまりにも民主党はだらしがない」と指摘したうえで、「国会審議をボイコットしたり、審議拒否するかと思えば、すぐ立ち上がる。立ち上がるたびに二階国対委員長に裏でいろいろおねだりして、立ちあがる材料を(くれと)いってくるんですよ民主党から」と発言。今国会中に民主党が審議拒否をしては審議に復帰する対応を繰り返している裏取引の存在があるという舞台裏を明かしました。

 武部氏は、さらに「二階国対委員長に聞けば全部しゃべってもらえるかもしれないが、これからの国会運営で損をするから、国会を終わってからならしゃべるでしょうけど、(国会内の自・民両党関係は)そういう状態なんですよ」と語りました。

 自民、民主両党のなれ合い国会運営の内幕暴露に及んだ武部発言は自民、民主両党の国対関係者をあわてさせています。


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