2007年3月29日(木)「しんぶん赤旗」
能登半島震災
家屋修理 柔軟に
高橋議員 手続き簡素化要求
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日本共産党の高橋千鶴子議員は二十八日の衆院厚生労働委員会で、能登半島地震の震災対策で国の一刻も早い被災者の生活再建を求めました。
災害救助法では、被災家屋の応急修理の申し出の期間延長も電話一本でできることなど、手続きの簡素化が可能です。高橋氏は被災者の多くが情報不足で混乱していることから、住宅の応急修理制度の有効活用とともに手続きの簡素化の徹底を求めました。厚労省の中村秀一社会・援護局長は「現地に担当官を配置した。応急修理について迅速に対応していく」と答えました。
また高橋氏は、中越地震のさいに応急修理を受けられる被災者に適用された被災者生活再建支援法に準じた所得要件が、その後の震災でも運用され、基準が固定化していることを指摘。「日常に不可欠な生活を取り戻すための応急的な修理には、本来は所得の差など考慮している場合ではない」として、自治体の判断で柔軟な支援ができることを強調しました。