2007年3月17日(土)「しんぶん赤旗」
「安全運航」で要請
共産党に航空労組連絡会
パイロットや客室乗務員などでつくる航空労組連絡会の代表は十五日、安全運航の確立を求めて国会内で日本共産党に要請しました。穀田恵二衆院議員、小林みえこ参院議員が応対しました。
木梚(こびき)勝航空連副議長は、航空労働者で「緊急提言」をまとめたとのべ、「航空の安全にかかわるトラブルが続発するなかで昨年航空法が改正されたが、現場の実態は変わっていない」と指摘。日本航空が二〇〇七年には自社での整備をやめ、完全下請けを狙い、人件費削減をすすめていると話しました。
「提言」を菊池富士夫顧問が説明。運航乗務員の乗務時間制限の短縮や自社整備体制の充実のために人員増を求めていると語りました。日本航空キャビンクルーユニオンの橋本修一副委員長は、週刊誌が暴露した客室乗務員の個人情報漏えい問題の真相究明に協力してほしいと訴えました。
穀田、小林両議員は、「航空の安全に携わる乗務員や整備員の権利を守るのは大事な問題」として、国会で何度もとりあげてきたとのべ、安全の実現に向けてともに協力していくことを約束。高知空港で胴体着陸したボンバルディア機の問題などで意見交換しました。