2007年3月7日(水)「しんぶん赤旗」
政務調査費
車に流用の公明広島市議団
公開質問状に答えず
政務調査費を自動車購入などに流用した広島市の公明党市議団が、「政務調査費を透明にさせる会」から求められた公開質問状に回答していないことを六日、「会」が会見で明らかにしました。
公明党は先月十六日、会の監査請求に基づく市監査委員の調査で、車購入代など百十件・三百五十七万九千四百七十七円の政調費不正使用が指摘されました。三十三件・七十四万一千八十五円の使途不明金も含まれています。
「会」は先月十九日、不明金三十三件の真相をただすなど公開質問状を出しましたが、二十六日の期限を過ぎて再三の請求にもかかわらず回答がありませんでした。
会見した秦明美代表は「期限を過ぎても何の音さたもなく、公党として問題。公明党は謝罪をし、二〇〇五年以前の政調費も調べるなどと言っているが、まったく信用できない」と語りました。
また市監査委員への問い合わせで、車購入については「二百四十万円の自動車一台、百万円の軽自動車一台、八十万円の軽自動車一台、計三台だった」という新事実が明らかにされました。
使途不明金三十三件については「すべて第三者が発行した領収書。日付も明確。しかし市監査委員も使途が把握できなかったという。一万円以上、最大六万五千八百円と高額なのに、使い道が分からないとは不自然です」と語りました。