2007年3月3日(土)「しんぶん赤旗」
経財諮問会議
国民も国会も無視
衆院予算委 佐々木議員 財界直結を批判
|
日本共産党の佐々木憲昭議員は二日、衆院予算委員会の一般質疑で、「財界直結」ですすめられる経済財政諮問会議のあり方をただしました。
経済財政諮問会議は、十一人のうち、二人を財界代表が占め、学者をあわせた「民間四議員」が、財界に都合のいい「議案」を提案してきました。大田弘子経済財政政策担当相は、大臣就任前に「議案」をまとめる事務局をしていました。
佐々木氏は、大田氏が大臣就任後も新聞のインタビューで、与党よりも先に民間四議員に相談すると答え、著書では諮問会議で議案を提案する側が優位にたつとのべていることを指摘。
「経済財政諮問会議は労働の代表も、消費者の代表もいず、財界直結の意見が閣議で決まる。与党も無視、野党ももっと無視。これが実態だ」と厳しく批判しました。