2007年3月3日(土)「しんぶん赤旗」
改憲手続き法案阻止へアピール
革新懇「世論広げよう」
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は二日、「憲法九条を守り生かす国民世論を圧倒的に広げ、改憲手続き法案を必ず阻止しましょう」というアピールを発表しました。
アピールは「そもそも改憲手続き法案の最大の標的は九条改定にあります」と指摘。「同法案を事もあろうに日本国憲法施行六十周年記念日の五月三日までに通す動きが、安倍首相を先頭に自民、公明両党などで急浮上しています」とのべ、法案の非民主的・不公正な仕組みを告発しています。
(1)最低投票率の定めがなく、有効投票の過半数で成立するため、ごく一部の賛成で改憲にいたるという問題(2)テレビ、新聞などの有料広告が投票日二週間前までは自由とされ資金力のある財界や改憲勢力がCMを独占(3)五百万人の公務員・教育者について国民投票運動を規制(4)改憲案の国民への周知、広報を改憲推進政党の主導で行う仕組み、などです。
アピールは、「憲法九条を守り、生かそう」の声を国民多数派にする取り組みと一体で、法案の問題点を明らかにし、法案を包囲することを呼びかけています。