2007年3月1日(木)「しんぶん赤旗」
同和予算廃止へ
長野・御代田
茂木町長が初登庁
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長野県御代田(みよた)町長選で当選した、前日本共産党町議の茂木祐司(もてき・ゆうじ)町長(50)が二十八日午前、町役場の玄関前に並んだ約二百人の町民や町職員らに迎えられ、笑顔で初登庁しました。
茂木町長はさっそく課長会議、関係機関へのあいさつまわり。午後に行われた初訓辞では全職員を前に「みなさんのご意見を教えていただきながら、着実に町政を前に進めていきたい。本日より、同和関係の予算の支出は一切行わず、完全廃止には私が前面に立って行います。職員のみなさんは安心して仕事にあたっていただきたい。『町民が主人公』で自立の町にふさわしい住民参加の町づくりをすすめましょう」と訴えました。
新町長の出迎えに駆けつけた男性(78)は「新町長も気持ち新たにして頑張ってもらわなきゃ。財政が楽な方ではねえが町政をよくしてもらわねば」といいます。また、ある男性は「御代田町は部落解放同盟に対する予算付けはあまりにもひどいものでした。これで正常になるのでは」と期待を語っていました。