2007年2月27日(火)「しんぶん赤旗」

2つの区で1位・2位

青森・外ケ浜町議選

得票率 蟹田14%、三厩22%

合併・ムダ遣いに住民批判


 一町二村合併後初の青森県外ケ浜(そとがはま)町議選(定数十四、二十二減、立候補二十三人)が、二十五日投開票され、日本共産党は候補者を立てた二つの選挙区でそれぞれ当選して二議席を獲得、議案提案権をえました。

 一区・旧蟹田(かにた)町(定数六、八減、立候補十人)で、あんどう英博候補(54)=元=は、前回(百七十一票)の二・三倍、三百九十一票(得票率14・17%)を獲得して第二位で当選。三区・旧三厩(みんまや)村(定数四、六減、立候補六人)では、原芳雄候補(72)=現=が前回(二百六十六票)の一・八倍、四百三票(得票率21・90%)をえて、トップ当選を果たしました。

 同町では、「国保税が三町村で一番高いままに据え置かれた(三厩)」、「百円の循環バスが二百円に引き上げられた」(蟹田)など、「合併すればよくなる」という宣伝とは反対の事態が進行し、閉館中の青函トンネル記念館に三千万円も補助したり、合併間際に税金で議員が沖縄観光旅行(蟹田)をするなど、税金のムダ遣いへの批判が高まりました。

 両候補は、住民税増税などに共産党以外の議員が賛成してきたことを紹介しながら、「一円の税金のムダ遣いも許さず、福祉、暮らしを第一に頑張る日本共産党に党派を超えて支持を」と全有権者を対象にした攻勢的選挙戦を展開しました。

 両候補とも日常的に民報で毎議会の様子を報告。「共産党は普段から頑張っている」と住民の信頼を広げてきました。

 午前中で選挙区を一巡できるほどの中で、両候補は告示前にそれぞれ約三百カ所で街頭演説。選挙戦最終日には四十カ所で演説するなど、ビラ配布と併せて徹底した音の宣伝に取り組み、候補者の演説内容が、住民の話題になりました。

 蟹田、三厩ともに、党員が前回より増え、党支部が、週一回の支部会議を力に、宣伝、支持拡大、後援会ニュースの配布など「支部主役」の選挙戦を展開しました。


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