2007年2月26日(月)「しんぶん赤旗」

ロンドン反戦大デモ

イラク即時完全撤退求める


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(写真)ロンドンに平和の声 24日、ロンドン市内のトラファルガー広場で、英軍のイラク、アフガニスタンからの撤退、イラン攻撃反対を訴える人々(岡崎衆史撮影)

 【ロンドン=岡崎衆史】英軍完全撤退までデモを続ける―ロンドン市内で二十四日、イラク、アフガニスタンからの英軍の即時完全撤退、イランへの軍事攻撃反対、英核兵器体系の更新反対を訴え、約十万人(主催者発表、警察発表は一万人)がデモ行進しました。

 行進後にトラファルガー広場で開かれた集会では、リビングストン・ロンドン市長をはじめ、平和活動家、宗教者、歌手、労働組合代表、国会議員など多彩な人々があいさつ、英政府を部分撤退発表に追いこんだ運動の広がりを示しました。

 主催団体の戦争ストップ連合のアンドルー・マレー議長は「私たちが訴えてきたのは『イラクからの英軍の一部撤退』でも『撤退した分のアフガンへの増派』でもない。英軍のイラクとアフガンからの即時完全撤退こそが要求だ」と強調。広場をびっしりと埋めた人々から熱烈な拍手が起こりました。

 リビングストン市長は、「これまでのすべての世論調査が示すように、ロンドン市民の圧倒的多数は戦争に反対してきた」と連帯を表明しました。

 戦争ストップ連合のリンゼー・ジャーマン氏は、「英軍部分撤退を実現させたのはわれわれの運動だ」と述べ、英軍撤退が完全ではないことや米英政府がイランへの攻撃を狙っていること、英政府が核兵器体系の更新を進めようとしていることを批判し、「われわれは戦争中毒の政府にうんざりしている。軍隊を完全に撤退させるまでたたかいをやめない」と主張しました。


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