2007年2月24日(土)「しんぶん赤旗」
改憲手続き法案「阻止を」
通行人が次々署名
全労連議長ら緊急街頭宣伝
自民、公明両党が早期成立を狙う改憲手続き法案を許さないと、全労連(全国労働組合総連合)憲法闘争本部は二十三日夕、東京・新宿駅西口で緊急の街頭宣伝をおこないました。
「労働組合が法案阻止の先頭に立とう」と、全労連の坂内三夫議長、小田川義和事務局長、生協労連の桑田富夫委員長、国公労連の福田昭生委員長をはじめ、建交労、全教、自治労連、JMIU(全日本金属情報機器労組)の委員長・役員らが勢ぞろいし、「世界に誇る憲法を守り、改憲手続き法案を阻止しよう」と訴えました。
「改憲手続き法案は廃案に」との横断幕を掲げてビラを配り、憲法九条を守る署名を呼びかけると、「憲法は世界に誇る法律。変えるなんて許されない」(東京・中野区の五十六歳の主婦)「障害児施設で働いているが憲法の平和原則や基本的人権を生かしてほしい」(大阪の四十四歳の施設職員)など勤め帰りの人や買い物客らが次々と署名に応じていました。
坂内議長は、憲法が国民・労働者にとってかけがえのないものであり、国民は改憲も手続き法案も望んでいないと強調。有権者のわずか二割の賛成で改憲が可能となり、カネにものをいわせた大量の意見広告で国民の意思をゆがめる危険性など憲法改悪をやりやすくする改憲手続き法案の危険な内容を告発し、憲法記念日までに強行しようとねらう改憲派の横暴を許さない世論と運動を広げようとのべました。