2007年2月21日(水)「しんぶん赤旗」
事務所費
小沢民主代表が詳細公表
秘書宿舎建設に3億7000万
民主党の小沢一郎代表は二十日、衆院議員会館で記者会見し、小沢代表の資金管理団体「陸山会」が約四億円を計上した二〇〇五年の事務所費の詳細を公表しました。
小沢代表は、事務所費が急増した〇五年について、約四億円のうち東京都世田谷区に建てた秘書宿舎の土地代、建設費用として計三億七千万円を計上したと説明。その際の不動産の購入契約書は「陸山会」の代表である「小沢一郎」の名義となっており、小沢氏個人は権利を有さないとする「確認書」を「陸山会」と相互に交わしていることなどを明らかにしました。また自らの政界引退後は、これらの資産を後進の政治家育成活動などに生かしたいと述べました。
小沢代表は、衆院予算委員会などの審議を通し、安倍首相や疑惑の閣僚が事務所費の詳細を公表する意思が全くないことが判明したとし、「国民の疑惑をもたれている閣僚や与党幹部は、率先して公表すべき。適正かどうかは国民が判断するので、その判断材料をきちんと示すべきだ」と強調しました。