2007年2月19日(月)「しんぶん赤旗」
格差に反撃の動き
高知県革新懇がフォーラム
高知県革新懇は十八日、高知市の人権啓発センターで革新懇フォーラム「格差社会を考える」を開き、約八十人が参加しました。
前『経済』編集長の友寄英隆氏が「『新自由主義』と格差・貧困」と題して講演。十数年来、日本は経済、社会で激変したがその要因に、「新自由主義」があると指摘、「貧困が広がる一方で、膨大な富の蓄積も他方ですすんでいる。貧困、格差社会を解決するには両面を見ることが必要だ」と強調しました。
続いて各分野の代表が報告。未組織労働者の組織化や、就学援助問題、教育の改悪阻止などの発言がありました。生活と健康を守る会の代表は、相談活動の経験をのべ、憲法が暮らしに生かされて当たり前といえるような状況をつくらなくてはならないとのべました。
フロアから郵政民営化で、集配局廃止、ATMの撤去などサービス切り捨てを指摘する意見もありました。
まとめで友寄氏は「近年、雇用、社会保障分野などで国民の新しい反撃の動きが起きている。確信を持ち、さらに広げる運動をつくっていきたい」と話しました。
日本共産党の笹岡まさる衆院比例四国ブロック候補が「国民の命綱として、二大選挙に勝利し、流れを変えるために全力をあげたい」とあいさつしました。